★歴史があるのに新しき住宅群★
桜の開花も九州のほうから聞こえており、確実に季節は春になっていますね。
皆さんこんにちは、春分の日いかがお過ごしでしょうか?
さて、弊社は今芦屋市のほうでもお仕事をさせていただいているのですが、先日現場に行った際に近くにある高層マンション群に目が留まりました。日が落ちるか落ちないかくらいの時に夜景として見たのですが、すごく存在感があったので、今日別用で芦屋に行った際にちょっと足を延ばして見て来ました。
ここは、「芦屋浜シーサイドタウン」という高層住宅群で、写真のとおりすごく特徴的なデザインの建物です。この建物群の中心部分に商業施設があるのですが、そこに行くとこれらの建物に囲まれ、まるでレゴブロックでできた街の中にいるような、そんな感覚になります。
デザイン的には、賛否両論色々あると思いますが、個人的には他とは違う存在感があり、嫌いではないですね。・・・いや、結構好きなほうかも☺
これら建物は何階かごとに住戸のない抜けた階があるのですが、実は階段室とこの抜けた階が柱と梁の役割を果たしながら、その中にプレキャストコンクリート住戸ユニットを組み込むといった構造となっているようです。なおかつこの抜けた階、住民の方々のコミュニティや、防災時のミニ拠点にも使えるように考えられているとのこと。
また、生活する上でも、建物から出る生活ごみをダストシュートを使い建物の足元にある部屋に一時的に蓄え、コンピュータ制御により、真空ゴミ搬送パイプを通り、芦屋市のごみ収集プラントに運ばれ処理されるそうなので、いちいち下のゴミ捨て場まで持って行かなくてもいいようです。
ちなみにこの写真は、歩道に設置されたダストシューター(ごみを入れるところ)で、地下の搬送パイプでゴミ収集プラントに送られるようです。
で、この高層住宅群が生まれたのは、昭和54年(1979年)なんだそうです。とても40年前にできていたものは思えないくらい、デザイン、構造、防災、生活などいろいろ工夫詰まっていて驚きです。
皆さんも近くに行った際には、ちょっと立ち寄ってみてはいかがでしょう(^^