★建物強度の裏付け~構造計算の重要性~★

★建物強度の裏付け~構造計算の重要性~★

皆さま、こんにちは♪♪♪

お家の性能を測る指標はいくつかありますが、その中でも地震に対する強さ「耐震」についてご紹介させていただきます。

具体的な指標をお話しする前に・・・
皆さまは『4号特例』という言葉を聞かれたことはありますか???聞き慣れない言葉かもしれません。。。

『4号特例』とは。
特定の建物の建築確認で、構造関係の審査が省略される建築基準法の規定のことで、この規定に該当すると構造計算は義務付けられていません。また、この規定に該当する建物の多くは、私たちが住む2階建ての木造住宅なのです。

実は・・・この規定により、木造住宅の多くは「構造計算」をせずに建てられているのです。構造計算を行っていないから建物が弱くなるわけではありません。しかしながら、一部の住宅会社で壁量計算を行っていないなどの不適切な設計がなされ、構造強度不足が明らかになるトラブルも起きているのが現実です。そこで、国土交通省は2008年に「4号特例」の見直しの議論をしていたのですが、未だに実施には至っていません。

「構造計算」をしていないからと言って建物強度が弱くなるわけではありませんが、いつ巨大地震が発生するかもわからない時代に、やはり建物強度の裏付けをするためには、構造計算が必要となります。

まずは、日本の建築基準法における「4号特例」の実情をご紹介させていただきました!長くなってしまいましたので...耐震性能を表す指標については、次回ご紹介させていただきます(*^-^*)
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