健康に良い家づくりとは?~エアコンから考える建物性能~

健康に良い家づくりとは?~エアコンから考える建物性能~

今年の夏はwithコロナ。特に今年の夏は、密になる場所には行けないし、酷暑で炎天下の場所にも行きづらく、自宅にいる時間も増えていらっしゃると思います。

おうち時間を過ごされる中で、エアコンのカビくさい臭いが気になることはありませんか?

エアコンにカビが生えたままエアコンを運転すると、カビの胞子をそのまま部屋中にまき散らされ、エアコンを運転するたびにカビ菌を体内に取り込み、アレルギー性鼻炎や呼吸器系疾患などの原因になりかねません。

大袈裟かもしれませんが、悪いウィルスにかからないためにステーホーム。なのに、それが元に別の病気にならないようにしたいですね。
では、エアコンのカビについて少しご紹介したいと思います。
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エアコンにカビが生える原因
カビが生えやすい条件は・・・

温度20~30度
湿度70~80%
ホコリ・汚れ

実は、このような条件を満たしやすいのが、エアコンが置かれた環境なのです。

エアコンは私たちが快適に過ごせる室温に調整してくれますが、その気温はカビも生えやすい環境になります。また、エアコンが運転する際に、冷たい空気と熱い空気が触れることにより結露が発生しやすくなり、湿度が高い状態でもあるのです。

そして、エアコンは室内の空気を吸い込み、温度調整した空気を部屋の中に戻す仕組みになっています。そのため、ホコリが集まりやすい構造になっており、そのホコリはカビの栄養源にもなりカビが繁殖しやすい環境となるのです。

エアコンのカビを防止するためには、定期的なフィルターのお掃除が大切です。カビの栄養源となるホコリを掃除し、取り除くことが有効です。

わかっていても小まめにフィルター掃除をするのは面倒臭いですよね・・・その他に、簡単にできる対策としては、電源を切る前にしばらくの間「送風」運転をすることにより、エアコン内部を乾燥させカビが好む湿気を軽減させることができます。


また、どうしてもエアコンの内部の手の届かない場所の掃除までは難しいものですよね。
↓↓↓こちらのブログにて、プロによるエアコン掃除についてもご紹介しています!

ブログ エアコン掃除

ここまでは、エアコンクリーニング屋さんのブログみたいになってしまいましたが...。住宅会社ですから(;'∀')建物の性能と健康に関係する情報もご紹介したいと思います!!


エアコンの構造と、建物の住環境については少し似ているかもしれません。


建物を長持ちさせるためには「換気」が重要です。換気がうまくできていないと、湿気を多く含み、ホコリなどの汚れやハウスダストが室内に滞留したままになります。そうなるとカビが好む環境になってしまいます。
よく湿気が多い部屋の家具裏の壁面にカビがびっしり生えている写真を見たりしますが、湿気やホコリが多いカビが好む環境となっているからです。


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そのような環境をつくらないためにも「換気」が大切です。皆さまのお家には"24時間換気扇"はありますか?主にトイレや洗面室にある換気扇が24時間換気になっているのですが、電気代がもったいないからとスイッチをoffにされていませんか?一度、ご自宅の換気を確認してみてください!

また、換気扇が回っていても「気密」性能が低いお家はうまく換気ができていない可能性もあります。ショートサーキットといって、隙間が多い家だと空気が滞留する場所ができて換気がうまくできないという現象が起きてしまうのです。


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これからマイホームを検討されている方は、「換気」「気密」このようなワードにも注目してみてください(*^-^*)